うす暗い、公園のベンチに座って、足元で伏せの恰好している蘭を見ていました。
蘭は、4人の女性と3匹の犬に囲まれて、大人しくしていました。 中学生くらいの女の子と、その子の母親らしい女性に結構強く撫でられて、気持ちよさそうな素振りを見せていました。 そんな蘭を見ていましたが、多少違和感も感じていました。 先日も同じ公園で、別の女性の方に撫でられていましたが、その女性は、「昔し、うちでも、金剛系?の秋田犬を飼っていたけど、自分には非常に優しかったけど、他人には自分の体を触らせなかったので、他の秋田犬に触れると思いませんでした。」と、言っていました。
以前の、プログでも書きましたが、当方は秋田犬は3匹目です。 10年前に、16歳と9カ月で亡くなった虎毛の銀は、蘭とはだいぶ違う性質でした。 子供には、優しい性格でしたが、本当に心から親しげに接する人は、ほんの限られた人だけでした。
居間でくつろぐ銀
銀は、生後6か月くらいで、ペットショップから当家にきましたが、我が家に来た当初から、家族の他は可愛がってくれた女房の母親、姉、姉の子供達および女房の友達夫妻には、非常に慣れていましたが、その他の人にはほとんど無関心でした。 女房の友達夫妻には、半年から1年ぶりくらいに会っても、不思議な事にすぐに認識していました。 心を許した人には、全身で喜びを見せていましたが、その他の人に対しては、無関心でした。 犬好きの方、秋田犬の好きな方もかなりいるので、銀を連れていると、かなりの方が、銀に関心を持ち、中には銀に好かれようと、一生懸命に気を引こうとする人もいましたが、銀はほとんど無視していました。 銀は、他の犬に対しても、あまり関心なないようでした。 それでも、散歩の途中で会う特定の3匹くらいの犬にたいしては、良くお互いに臭いをかぎあったりしていました。 子供の時に飼っていたクロは、さらに家族以外の人は、無視していたようです。
プログにも書きましたが、
我が家の隣に住んでいた当方と同年齢の友達がいました。幼稚園時代くらいの時にはしょっちゅう、その友達、クロと一緒に遊んでいました。 ある時に、当方が、トイレにいくので、クロを庭の木につないで家に入ったときに、当方の友達が当方の遊び道具をさわろうとすると、もうぜんと威嚇して遊び道具に触らせませんでした。 いつもは、大人しく一緒に遊んでいても、家族以外は他人のように接している事が感じられました。
蘭も最初から他人にやさしかった訳ではありません。 また、今でもですが、他の犬に対しては、ほとんど無関心です。 何回か、数人の人に囲まれて、大人しくしていると、時たまおやつももらえる経験を積んだせいで、すこしずつ撫でられることに慣れたような気がします。 蘭は、おやつをもらうと覚えていて、数人いてもおやつをくれた人にまっすぐに向かって行きます。 やはり最初は、他の人には、警戒心を持っているように見えましたが、大人しくしていれば、おやつなどをもらえる事を覚えて、だんだんやさしくなったような気がします。
*クロちゃんの写真は、当方が子供時代で、残った写真も他の姉妹が持っていってしまったので、本文の一枚だけしかありません。
**銀の元気で、若い時の写真は、古いパソコンに入れてありましたが、古いパソコンが、クラッシュしてしまい、残念ながら銀が、13歳以降くらいの写真しかありません。