長い期間、犬の散歩を続けてきました。 子供の時のクロは、他の姉妹もいましたので、散歩は当方だけではありませんでした。
大人になってから飼い始めた銀、蘭は姪にお願いした特別の期間以外には、女房と2人で毎日2回から3回は、必ず散歩に行っていました。
長い期間でしたので、何回か落とし物を拾いました。
当家の回りは、通勤、通学で通う人が多いので、朝とか昼間にはあまり拾いませんでしたが、夜の散歩の時に拾う事が多かったです。 夜の散歩は、だいたい夜10時頃から10時半くらいで行っていました。 会社の飲み会の時などでは、真夜中2時頃から行く事もありました。
長い期間でしたので、交番にも何回か届けています。 人の物をもらってもしょうがないので、極力本人に戻るようにしてきました。 交番に届けたものは、時計、お財布、万年筆、小さいバック等です。 時々、セーター、上着、手袋等を拾いましたが、これらの物は、交番に届けても本人に戻らないと思い、近くの塀とか木にかけたりしました。 SUICAの定期は、荻窪駅に届けました。 三菱銀行のキャッシュカードは、三菱銀行の郵便受けに入れて置きました。 数千円の入りのお財布を拾いましたが、身分証明書が入っていましたので、本人宛に送ってあげました。
念のため、当方の住所も書いたのですが、その後の連絡はありませんでした。
捨てたのかも知れませんが、図書カードを拾いましたので、図書館に届けておきました。
裸の1000円札を見つけた事があります。 蘭が、つつじの植え込みに寄っていくの
で、引かれていったら、植え込みの中に1000円札がありました。 なぜ、植え込みの中にあったのか不思議でした。
ある時に、夜10時半頃に地面に手紙が、落ちているのに気が付きました。
住所を見たら、すぐ横の家でしたので、その家の郵便受けに手紙を入れました。
その場面を、警戒中のお回りさんが見ていて、近ずいて来て「あなた、今そこの家になにか入れたでしょう。」と、咎めるように言われてしまいました。 入れた経緯を説明して立ち去りましたが、郵便受けが、横から確認できる構造でしたので、お回りさんも納得したようでした。
時々、「ほとんど使っていません。 使っていただける方があれば、お持ち帰り下さい。」の類を何回か見かけました。 電気こたつ、置台、食器、おもちゃ、家具、が
ありました。
「高価のものですが、今は不要ですので、大切に使ってくれる方がいれば、お持ち下さい。」と、防水のシートに覆われた三面鏡などもありました。 三面鏡は、翌日の朝の散歩の時には、無くなっていました。
実は、電気こたつと置台は2年くらい時期がずれていますが、散歩から帰って女房の友人に相談したら、それぞれ欲しいとの事で、車で取りに行き、今でも友人が使っています。
時々、不燃物のゴミ出しの日に、朝に蘭と散歩していると、自転車で使えるものがないかと探している人も見かけます。
昔し、父もクロの散歩の途中で、封筒を拾った事がありました。
現金と、電話番号のわかる書類が入っていました。
夜電話したところ、連絡が取れました。 電話を横で聞いていましたが、落とした人がとても喜んでいる様子でした。 確か、若い学生さんか、お勤めさんだったと思いました。
お礼は良いからと言って、翌日の夕方に駅であったのですが、父がショートケーキの入った箱を持ち帰った事を思い出しました。
*今回は、秋田犬と直接関係ない話しで申し訳ありません。
散歩に付随した話しをつい書いてみたくなりました。