大人になってから飼いだした銀と蘭は、いつも多頭数の猫に囲まれていました。
2頭とも猫の存在を尊重して、ほぼ干渉しない生活をしていました。
それでも、ある時に下記のような事があり、とても驚きを感じた事があります。
銀はペットショップから我が家に来た時に、1匹だけ雌のスコティッシュフォールドの黒いトントンと言う猫がいました。
女房が、トントンを非常にかわいがっていたこともあり、いつも銀はトントンに遠慮気味に接していました。
そのうち、女房の友達からもっらて来た猫、また銀が我が家の駐車場から救ったふくちゃんが我が家に増えて、その他いつのまにか、猫も4匹になっていました。
ふくちゃんは、銀に救われてその後入退院のをすごしたあとには、銀にべったりで、銀もふくちゃんの体をなめたりしていました。
猫は、4頭くらいいると、体をなめあったり、また場所をとりあったりとおたがいに喧嘩する事があります。
数年たった頃、ふくはすっかり大きくなり、性格的に少し攻撃的なところもありました。
ある時に、ふくが年老いたトントンにすごい声を出して威嚇していました。
トントンも弱くは、威嚇はしていました。 銀は、それをじっと黙ってみて
いましたが、ふくがトントンの方に行こうとしたときに、ほんの少しですが右足で
ふくが行くのを遮る動作をしました。
ふくは、銀から攻撃的な事は、それまで一切受けた事がなかったので、非常に驚いて震えて他の部屋に逃げていきました。
銀は、先輩のトントンを哀れに思い、行動したのかどうかわかりませんが、
猫に攻撃的態度を取ったのは、その一回のみでしたので、良く覚えています。