32.で紹介したように、蘭は福島県郡山保健所から引き取った保護犬でした。
体形、顔付き、性格、尻尾の様子から、秋田犬とは思っていましたが、赤虎毛の秋田犬に会った事がなかったので、犬種についてはこだわっていませんでしたが、秋田犬の
確信までは、ありませんでした。 最初は、当方夫妻にも蘭は多少警戒していましたが、可愛がっている内に、顔付きも穏やかになってきました。 今でも、良く行きますが、その頃も近くの善福寺緑地公園に散歩で出かけていました。
ある日に、散歩で出かけた緑地公園のベンチで座っていると、当方よりほんのすこし、
年上と見える男性が、自転車を止めて話しかけてきました。
「いつも、話しかけないのですが、穏やかな良い犬ですね。」との事。 当方、「数か月前に、福島の郡山保健所より、引き取った犬で秋田犬のミックスかも知れません。」
と当方。 「この犬は、間違いなく赤虎毛の秋田犬で、かなり良い犬です。 秋田犬
保存会に登録されては、いかがですか?」との事。
「血統書もありません。」と当方。 男性は、秋田犬保存会の東京支部の幹部の方との
事。「品評会に出れば、特選級です。 戦後、秋田犬が散逸した時には、農家を回って
秋田犬を特定する活動をしたようです。」との事。
多分に、リップサービスがあると思いますが、それ以降は蘭は赤虎毛の秋田犬と確信
しました。
猪苗代湖のそばで、蘭